次世代足場「アルバトロス」

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地上よりの最上部が31mを超えた場合、従来は超えた高さ分の足場下層部 を単管・クランプで2本組にする面倒で邪魔な補強が必須でした。これが、 平成27年7月1日の労働安全衛生規則改正により、支柱が強度を有する 場合は組上げられる高さに特に制限がなくなりました。

アルバトロスは1支柱の許容座屈強度が12.5kNあり、基本部材のみで 構成される通常スパン部は支柱の補強なしで45m以上の足場設置が 可能です。 ただし、梁枠開口を支持する支柱や階段設置部、荷取りステージ等の 取り付け部は部分的に支柱の強化が必要になります。アルバトロスは 強化方づえの取り付けにより簡単にこの補強を行うことが可能です。 しかも床付き布枠を掛けた状態でも簡単に取り付け可能ですので、 RC・SRC新築工事等では躯体の進捗に応じて必要な時点からの取り 付けも可能で経済的にも優れます。

見た目もすっきりし、メッシュシートや壁つなぎを既に取り付けた支柱 でも簡単に取り付けられ、コンパクトな形状で610mm幅の足場でも 通行に支障をきたしません。1種類の強化方づえで全ての足場幅に取り 付けできるので便利なうえ、在庫負担も少なくすみます。

仮設工業会システム承認

縦横自由自在。立体的に組める自由がもう一つのメリットです。仮設工業会システム承認

ステージングを置く場合に枠組足場の建枠は1方向にしか組み 進められないため梁間方向は単管・クランプで連結するしかあり ませんでした。アルバトロスは90度4方向に布材や先行手すりを取り付けられる ため立体的な組立てに優れます。 もちろん単管・クランプの大筋かいは不要です。

さらにはアルバトロスの支柱は450mmピッチでプレートがあり、 その任意の高さで腕木を取り付けることができます。 このことにより布材、先行手すりを4方向に組み立てられると ともに、内部足場の作業床のレベルを屋根や天井の形状に合わ せて雛壇状に設置することが可能になります。

天井の曲面に合わせて雛壇状にも設置可能

アルバトロスは最大1支柱33.5kNの支保工としても使用可能。荷取り・荷出し構台を足場と連結させて設置することが可能です。 物流倉庫等の屋根材フォーミング機の据え付けや、フォークリフト用の荷取り構台としても十分な能力があります。 もちろん天端に布板(床付き布わく)を敷詰めればそのまま軽量荷取り構台としても使えます。

※アルバトロスの購台には移動式クレーンやハイユニクレーン等のブームを有する揚重機器の設置はできません。

構台の天端の高さをスラブレベルに合せ、フォークリフト用の 荷取り構台とした例。 構台床の敷鉄板の大引として100角鋼管を利用。 全ての支柱に大引受ジャッキを装着しても、外周部には支柱・ 布材で手すりを設置することが可能です。

支柱の設置ピッチや床材、天端の大引・根太の種類を変えること によって軽量級から中量級まで目的用途に応じた多彩な構台 をつくることが可能です。 しかも、つなぎの単管やクランプはほとんど不要ですので組立 作業も効率的です。

単管・クランプを全く使用せずに、円形タンクの外部・内部、Rのあるコバルタンクの外部・内部、Rのあるデザインの建物に連続した足場の設置が可能です。見た目もすっきり 美しく、メッシュシートも1.8mタイプが隙間なく張れます。 曲線部も、もちろん手すり先行工法で安全に組立・解体作業が行えます。

両端回転式クサビ緊結金具・伸縮もクサビでワンタッチロック。角度は30°内で自在に調節可能。

直線部用と同じ形状で見た目もすっきり。 メッシュシートもきれいに張れます。角度は30°内で自在に調節可能

型式	質量（kg）
XRXE18S	5.3

強化方づえを使えば安定性に優れたワイドなローリングタワーをつくるアウトリガー ことも可能です。最大1829mm幅まで可能で、しかもアルバトロス ローリングタワーは従来型のローリングタワーの一番の弱点であった 組立・解体時の墜落リスクの回避、安全帯取り付けの対策も、安全・簡単 な手すり先行工法で簡単に解決できます。

※強化方づえは全層又は最上層の腕木への取り付けが必要です。

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