次世代足場「アルバトロス」

目的別に豊富な選択肢-最大33.5kN 支保工-

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目的別に豊富な選択肢-最大33.5kN 支保工-

構造上の強度と通行性や作業性との両立。仕上ステージとしても使いたい。
アルバトロスの支保工は組立方法や部材に選択肢が豊富でそれらの要求をバランスよく解決することができます。

豊富な部材と組立て方の選択で多様なニーズに対応可能な支保工システム

安全性と機能性と強度のバランスに優れた新発想のアルバトロス。 足場のみでなく型枠支保工としてもその特長を発揮することができます。使用する支柱、 布材や先行手すりは足場と兼用できるため無駄がありません。

従来のくさび式支保工は強度優先に設計されていたため、一般的な建築工事の軽・中量 支保工の用途としては作業用足場や通路としての機能には優れませんでした。 また建築支保工には4トン、5トンの能力はオーバースペックで、その分、部材は太くて 重く、扱いも容易ではありませんでした。

アルバトロスの支保工は軽量な部材で、目的用途に応じて安全性・機能性・強度をバランス よく使い分けることができます。もちろん手すり先行工法による組立・解体も可能です。

型枠支保工の種類 使用斜材または補強材と組立て構成 1支柱あたりの手すり許容支持力 手すり先行工法の可否
1 四角塔式型枠支保工
  • 桁行、はり間方向とも先行手すり
  • 先行手すりを1層の中央部に設置
  • 支柱の継ぎ位置は1個の基底部

 

33.5kN 不可
べた支柱式型枠支保工
2 四角塔式型枠支保工
  • 桁行、はり間方向とも伸縮斜材
  • 伸縮斜材は1階高さに掛け渡して設置
  • 支柱の継ぎ位置は1層の中央部または基底部
26.9kN 可能
べた支柱式型枠支保工
3 四角塔式型枠支保工
  • 桁行方向先行手すり、はり間方向先行手すり/伸縮料材
  • 桁行先行手すりは手すり高さに設置
  • 桁行方向先行手すり上、1プレート上の布材省略
  • 柱の継ぎ位置は1階の中央部
25.0kN 不可
べた支柱式型枠支保工
4 四角塔式型枠支保工
  • 桁行方向先行手すり、はり同方向先行手すり/伸縮斜材
  • 桁行先行手すりは手すり高さに設置
  • 桁行方向先行手すり上、1プレート上の布材省略
  • 支柱の継ぎ位置は1層の中央部
22.7kN 可能
べた支柱式型枠支保工
5 強化方づえと壁つなぎを用いた型枠支保工
  • 桁行方向先行手すり、はり間方向強化方づえ
  • 先行手すりは手すり高さに設置
  • 壁つなぎは垂直方向2層以内、水平方向5.5mm以内
  • その他の組立ては足場に同じ
23.5kN 可能
※照直水平荷重によって5.5m未満になる場合があります
手すり先行工法で組立・解体できる支保工システム

従来の多くの専用支保工は、手すり先行工法ができないことが組立・解体時の一つの 安全上の問題でした。また壁面や通路部分には手すりや中さんが必要ですが、これに ついても対応は簡単ではありませんでした。また枠組式の支保工も足場用の先行手すり枠 を支保工の筋かいとしては使用することができないため、手すり先行工法は困難でした。

先行手すりが交さ筋かいを兼ねるアルバトロスは、これらの問題を簡単に解決すると ともに、手すりと交さ筋かいが一度で取付け・取外しができるという作業性の大きな メリットもあります。

強度を優先しなければならない場合は最大1支柱あたり33.5kNが可能

アルバトロスは支柱に対し大きな強度が求められる場合には、同じ部材を使用して組み 立ての構成内容を変えることで対応することが可能です。同じ現場、同じ部材で軽量級と 重量級の支保工を設置することは従来は困難でした。

1支柱33.5kN仕様のアルバトロス支保工は、大引に十分な強度があれば@914×@914 のグリッドで厚さ1.5メートルのスラブを受けることが可能です。

※ 1支柱33.5kN仕様のアルバトロス支保工の組立・解体は手すり先行工法ではなくなります。

伸縮斜材

型式 質量(kg)
XSB2337 5.3
XSB1178S 3.3

伸縮斜材

型式 質量(kg)
XG2545S 1.5

カラー材

型式 質量(kg)
XPL60 0.64

先行手すり

型式 質量(kg)
XX1829S 6.9
XX1524S 6.0
XX1219S 5.2
XX914S 4.4
XX610S 3.8

べた支柱式支保工 22.7kN仕様 (X構面・Y構面とも先行手すり)の設置例

べた支柱式支保工 33.5kN仕様 1(X構面・Y構面とも先行手すり)の設置例

べた支柱式支保工 25.0kN仕様 (X構面・Y構面とも伸縮斜材)の設置例

※33.5KN仕様は必要な料材本数が22.7kN仕様、26.7kN仕様より増える場合があります。

四角塔式支保工 26.9kN仕様 | (X構面先行手すり、Y構面伸縮斜材)の設置例

強化方づえと壁つなぎを用いた支保工 23.5kN仕様 1(X構面は先行手すり)の設置例

連結ピンの取外しと 調整カラーの使い方使い方

アルバトロス支柱の連結ピンはワンタッチで 脱着可能。大引受ジャッキや調整カラーが そのまま使えます。

アルバトロス支保工で型枠の直受けを行なう場合に、調整カラーを用いると下側からのセットハンマーによる荷重解除作業が容易になります。

作業の効率化+通路確保+支保工下の有効利用に 画期的な新機材 [荷重受け梁]

アルバトロス支保工の上に在来の型枠支保工を組立てる場合に、パイプサポートを受ける支保工の天端は@914×@914とし、下側のアルバトロス支保工を大幅に効率化できる部材です。 隙間なく支柱を配置する従来のべた支柱式支保工は、例えば一般的なスラブの場合、支柱の能力の22.7kN~26.9kNに対し2~3割の500kg~700kgしか働いておらず、大きな無駄がありました。